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叢書コムニス
心が芽ばえるとき―コミュニケーションの誕生と進化

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  • サイズ B6判/ページ数 247,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757102002
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0011

内容説明

ヒトらしい心は、いつ、どのように、そしてなぜ、生まれるのか?ことばを話す前のヒトの赤ちゃんは、心のどの面を他の霊長類と共有し、どの面を独自のものとして育んでいくのか。そこにはどんな理由が潜んでいるのだろうか。ヒトの心の発達の道すじを、チンパンジーなど他の霊長類と比較した最新の実験や胎児の超音波映像をもとに探る。

目次

序章 心に見いだすヒトらしさ
第1章 外界と出会う心―新生児の知覚世界
第2章 他者と向きあう―誕生から二カ月まで
第3章 自分の心に気づく―生後二カ月を超えて
第4章 他者を通じて自己を知る
第5章 胎内に芽ばえる身体と心
終章 ヒトらしい心を携えて

著者等紹介

明和政子[ミョウワマサコ]
1970年富山県生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。日本学術振興会特別研究員、京都大学霊長類研究所研究員、京都大学大学院文学研究科研究員を経て、滋賀県立大学人間文化学部講師。専門は、比較認知科学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ハルバルミチル

1
チンパンジーと対比させるかたちでヒト独自の心はいつ頃芽生えるのかを考察した本(この本の結論としては九ヶ月頃)。興味深いのは「猿は猿真似が得意でない」ということ。たしかにチンパンジーも真似をする。しかし、扱われている「モノ」にのみ注目している。ゆえに馴染み深い道具がイレギュラーな使われ方をしていれば真似できない。他方、ヒトはモノを扱う「他者」にも注目して真似をする。そのため、行為の背後にある他者の心の状態を含んだかたちで行為を理解する。面白い差異である。2016/11/21

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