出版社内容情報
大きな災害が発生したとき、被災者に避難や支援に関する情報をどのように伝えるか。また、その災害の外側にいる人々に、どのようにして災害の状況を正確に伝えるか。
内容説明
災害、そのとき!!コミュニティはいかにして的確に情報を伝えうるのか?ネットやPCだけでなく、人と人とのつながりかた、自治体のありかたなど、さまざまな仕組みによる、すべての人に有用なかたちへの変革、その提言。
目次
第1部 総論:災害と情報アクセシビリティ(自然災害は増加している;実感が伴わない;被災者は誰か;情報が必要になるのはいつか;情報を集める;情報を伝える;まとめに代えて:防災社会システムの構築を)
第2部 災害時に何が起きたか(インド洋大津波―正しい情報を伝える難しさ;ハリケーン・カトリーナ―高齢者・障害者の受けた被害;新潟県中越大震災―トップは何を考えたか;新潟県中越大震災―インターネットにおける情報発信を中心に)
第3部 社会システム構築に政府・自治体はどう動いているか(わが国の政府・自治体の現状と課題;災害復興の「新潟モデル」を目指した取り組みの現状と今後;ITを活用した災害時の情報アクセシビリティ;アメリカにおける緊急時アクセシビリティ施策)
著者等紹介
山田肇[ヤマダハジメ]
東洋大学経済学部教授、コンサルタント。情報アクセシビリティに関する国内・国際標準の作成責任者。情報アクセシビリティや通信と放送の融合などについて発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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