叢書コムニス
情報と戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 239,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757101791
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0030

内容説明

ITの急激な発達により、戦争の形はこれまでとは全く異なるものに変貌した。イラク戦争やテロリズムなどの分析を通じ、情報の持つ意味を改めて問う。

目次

第1章 情報と「軍事における革命」(「戦争の霧」;センサーとコンピュータ技術の進歩 ほか)
第2章 情報の秘匿と活用による戦略の変化(情報を取られないためのステルス技術;航空機に使われているステルス技術 ほか)
第3章 サイバースペースの戦い(電磁波の利用とその妨害;電子・信号情報収集 ほか)
第4章 テロとの戦い(テロの本質的変化;社会インフラを狙うテロ攻撃 ほか)
第5章 総合安全保障の時代へ(冷戦の終結がもたらした価値観と世界観の変化;オペレーション・アニー ほか)

著者等紹介

江畑謙介[エバタケンスケ]
1949年、千葉県銚子市生まれ。上智大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。1983~2001年、英『ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー』誌の通信員。1995年、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)客員研究員。1999年より防衛庁「防衛調達適正化会議(現:防衛調達審議会)」議員。2000年より内閣官房高度情報通信社会推進本部「情報セキュリティ専門調査会(現:情報セキュリティ政策会議)」委員。2001年より経済産業省「産業構造審議会安全保障貿易管理小委員会」委員。2005年3月より拓殖大学海外事情研究所客員教授。同年4月~9月、外務省「対外情報機能の強化に関する懇談会」委員。同年5月より海上保安庁政策アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風見草

2
実戦を多く紹介しながら、軍事における情報技術とその活用について述べています。精密爆撃や補給管理等におけるコンピューター技術の活用という、いわゆる「情報技術」だけではなく、古典的な宣伝ビラやラジオやホームページによる広報戦といった"情報を活用する心理戦"、民生品の利用による電子機器の低コスト化やサイバーテロや民間警備会社など"軍民の区別の曖昧化"まで、幅広く言及しています。軍事における情報技術だけでなく、"情報"をキーワードとして現代戦の様相を知ることのできる一冊だと思います。2009/11/02

aoi_zero

2
軍事を情報と言う側面から俯瞰的に捉えて、現在のIT(情報技術)の発展がどの程度軍事にとって影響を与えているか詳しく解説した本。IT関連の専門書は多くあると思いますが、コト軍事的な側面に特化して纏めた資料は貴重だと思う。もともとインターネット自体、軍事利用が目的で開発されたのは有名な話だけど、サイバースペースでこの先何が起こっていくかはむしろ民間利用のなかで生まれる先鋭的な使われ方やアイディアの方が先を進んでいるのが現状では無いかと思う。逆に言うと意図的な企業サイトへの攻撃、日々起きているネット上のトラブル2009/11/09

1
陸海空軍がそれぞれ独立している運用方法から、今後それらを複合的に用いて立体的な運用にシフトしていくことに期待できる。また、個人的に電子戦の件は大変興味深く思えた。民間にはあまり表に出ない技術だが、今後の軍事防衛の一端を担うものとして更に発展して欲しい。2014/07/14

ハンギ

1
2006年に書かれた著作だけど、現在にもつながっているように思える。最近でも中国が宇宙開発に積極的に乗り出しているのは、なるほどこういうわけなのか、と目から鱗でした。宇宙空間を押さえるのはかなり有効な方法で、それによって地上戦にも大きな影響があるのは最近のヨルムンガンドなどのマンガにもありますね。それにしてもアメリカのスペースシャトルが地球表面のほとんどを3D化しているとは驚きでした。あまり本筋には関係ないですが、シンクタンクのヘリテージ財団がスターウォーズ計画を提案したそうでびっくりしました。2013/01/01

南禅寺の小僧

0
ニア・スペース戦争に空想が膨らむ2010/09/25

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