内容説明
少額の貸金でも売掛金でも、相手が払ってくれないままに多く抱えると、経営の危機にもなりかねません。そこで登場する少額訴訟は、今まで誰もが泣き寝入りしていた、60万円までの少額債権回収に使える便利な訴訟制度。商店や中小企業で利用しない手はありません。豊富な図解と平易な書式を用いてわかりやすく解説しています。
目次
序章 その日のうちに判決の出る訴訟制度ができた
第1章 少額訴訟とはこんな制度
第2章 こんな場合は少額訴訟は止めたほうがいい
第3章 訴訟の起こし方から判決までの手続きは
第4章 少額訴訟における判決とその後
第5章 少額訴訟で勝つためのノウハウとテクニック
第6章 ケース別・訴訟の起こし方と訴状の書き方
付章 全国簡易裁判所一覧
著者等紹介
桝井信吾[マスイシンゴ]
弁護士。昭和37年7月、東京都に生まれる。明治大学法学部卒業。平成4年度司法試験合格。平成7年度弁護士登録(東京弁護士会)。平成12年4月虎ノ門スクウェア法律事務所設立(平成14年4月から法人化)
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感想・レビュー
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かず
2
少額訴訟は、簡易裁判所。訴訟の提起は会社の代表者が行う。簡易裁判所の場合には、会社の従業員を訴訟代理人とすることもできる。(裁判所に訴訟委任状を提出する必要もある)60万円の訴訟には、手数料6000円と3910円の郵便切手を予納しますが、余った郵便切手は訴訟が終了した段階で返してくれる。訴状を提出してから第1回口頭弁論期日までの期間は、原則として30日。訴訟を起こすと、裁判長から、訴訟提起前の相手方との交渉の有無・内容、相手方に訴状が送達される可能性、相手方が法廷に出頭する可能性、和解で事件を終結させる2018/11/15