内容説明
本書は、これまで著者が約7年間に相談を受けた2千件以上の臨床経験の実績をもとに、実際に確実な効果があった「暗示をかける方法」と「暗示を解く方法」を紹介しています。第一章では、催眠と暗示の本当の姿と意味について解説します。第二章では、暗示が作用する無意識の特徴やしくみを解説します。第三章では、暗示をかける方法(知識とテクニック)を紹介します。第四章では、暗示を解く方法(知識とテクニック)を紹介します。すべての章で解説される「心理手法」は、自分にも他人にもすぐ利用できるものです。
目次
第1章 心を操縦する魔法「催眠」とは何か?(魔法の心理技術「催眠」とはどんなものか?;「暗示」とは何か? ほか)
第2章 心、無意識、記憶のしくみを理解する(心を動かしているものの正体は何か?;いつのまにか「好き」にさせる技法 ほか)
第3章 暗示、メッセージを入れるテクニック(相手との距離を縮め、暗示をかける技法;安心させ、信頼させる技法 ほか)
第4章 暗示を解き、正しさを見極める(暗示を解くには?;暗示の正体は何か? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
百年の積読
1
具体的な解決方法や改善に必要なイメージは「自分の過去の記憶や体験や感情」から探す/心を動かしているものの正体は期待と信念(誤解を含む)/暗示手法:ミラーリング、ペーシング/暗示話法:相手の話の一部繰返し、前提のコントロール、表層システムの活用、過去完了否定形(~ではなかった)、「~的」「~性」、あたり前のイメージ、たとえ話/暗示の解除:暗示の存在を意識に気づかせる/暗示の回避:うなずきのコントロール、暗示に気づくこと/悩みの解決:目的を見失う原因を理解する、問題を解決した経験を辿り、そのリソースを育てる2021/12/16
のし
1
簡単に書いてあるけど、なかなか難しい内容でした。期待は最大のエネルギーであり、見抜くことの大切さは、大変参考になりました。2011/08/17
am
0
当時気になる事柄だったものの、タイトルがセンセーショナルで(笑)積読だった一冊。 催眠と暗示の違いから説明されており、その中でも主に暗示を扱っています。 難しい言葉や数式は使われていませんが、その分素人には飛躍して感じられる内容も見受けられました。 円滑なコミュニケーションや自身を客観視するような、対人における舵取りを学ぶには適しているかと思います。2017/02/16
湯山雅史
0
「NLPの実践がよくわかる」って副題(?)に惹かれて。意識と無意識の記憶の扱いに違いがある話しが、とても印象的でした。2016/04/02
とろ
0
読みやすいが、内容は多くない