出版社内容情報
●著者からのメッセージ
この本は、これから独立しようとしている女性、独立したいけれどもう一歩踏み出せない状況にある女性を励まし、後押しするために書きました。私は、20数年企業で働いてきました。女性は若いうちは華やかでも、年齢を重ねるにつれ、企業の中で閉塞感と疎外感を感じることが多くなります。本気で仕事に取り組んでいる女性の中には、会社の評価や待遇に疑問と不満を持つ人も少なくありません。もっときちんとした仕事がしたい、もっと認められたいという思いは、女性も同じです。その不満や閉塞感から、違った世界を求めるようになります。留学したり、資格をとろうと専門学校で学んだりというのは、その行動の現われです。独立・起業もその一つです。しかし、自分自身のことを振り返ってみて、また、多くの独立をめざす女性たちを身近にしてきて、女性が独立するには、具体的な計画の立て方や準備の方法といったことよりも、まず、決心するまでのさまざまな心理的プレッシャーやストレスをどう克服するかといったことの方が重要ではないかと感じていました。決心さえしてしまえば、むしろ、行動は素早く、状況に柔軟に対応してなんとかやってしまうのが女性です。ということで、この本では設立に必要な手順だとか書類の書き方といったことには、あまり頁を割きませんでした。そういうノウハウ本は、すでにたくさんありますから。ここでは、道の途中で悩んでいる皆さんに、同じ道を歩いてきた仲間として、心の持ち方のヒントやアドバイスを提供したつもりです。会社を作るのは、別に難しいことではありません。書類の書き方も申請も複雑ではありますが、時間さえかければ、誰でもできます。でも、それは単に手続きであって、独立の本質とは違います。苦労を承知で独立するには、なぜそうしたいか、何をしたいか、そして、どうなりたいかを考えることが大切なのです。この本で、一人でも多くの女性が行動を起こすことを願っています。これからの少子高齢化社会には、女性の力はとても重要なのです。
内容説明
本書は、こレから独立しようとしている女性、独立したいけれどもう一歩が踏み出せない状況にある女性を励まし、後押しするために書かれたもの。設立に必要な手順だとか書類の書き方といったことにはあまり触れず、独立するまでのプレッシャーやストレスをどう克服するかといった、メンタル面でのアドバイスを提供する。
目次
１ どうしてあなたは独立したいの？（原因分析編）（社会が今、女性を後押ししてくれる！；自己実現をするために、独立してみよう！ ほか）
２ 私に一体何ができるのかしら？（自己能力分析編）（これまでの自分自身の棚卸をしてみよう！；「好き」や「得意」を仕事にするのが一番 ほか）
３ 独立するのはやっぱり大変なの！？（市場調査分析編）（できないではなくて、どうしたらできるのか；やりたいことの全体像を、情報収集で把握しておこう ほか）
４ 独立するにはどんなことが大変なの？（設立準備・行動編）（独立にはどんな形態があるの？；事業計画を作成するポイントはあるの？ ほか）
著者等紹介
松本すみ子［マツモトスミコ］
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。メーカー系コンピュータ販売会社で２０数年、広報、販売促進、マーケティングを担当。約１０年間、管理職を経験。その間、働く人々の心の問題に徐々に関心を抱き、社会人サークルやコミュニティなどで電話相談、心理相談のボランティアを行う。’９９年産業カウンセラー資格（厚生労働大臣認定）取得。同年会社を退職。２０００年アリア設立。雑誌などに先端技術、ＩＴ、ベンチャー企業などの取材記事を提供し、販促物やＷｅｂ製作なども手がける。現在は、全国のカウンセラーを組織して、企業や福利厚生会社、労働組合などに派遣する事業を構築中。２００１年シニアライフアドバイザーの認定資格を取得。ＩＳＩＺＥ ＢＯＯＫ「５時から作家塾」デビュー作家
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