- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
目次
1 コンスタンティン・ハイヘンスと「新しい世界」
2 視覚はまた絵のごとく―ケプラーによる眼のモデルと絵画制作に関する北方的概念
3 「誠実な手と忠実な眼をもって」―表象の技
4 オランダ絵画における地図制作の影響
5 言葉を見ること―オランダ絵画におけるテクストの表現
結び―フェルメールとレンブラント
補遺―オランダ絵画のエンブレム的解釈について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぎんしょう
1
マンガについて語りたい人にはちょっと参考になるところがあるのではないかなあ、と思う。オランダのひたすら緻密に景色を描写する絵について、それがどのような意図をもって製作されたかを考える。問題の部分は「言葉を見ること」という章で、表象に書き込まれた、あるいは近くにおかれたテクストをどう読むか、またテクストを想起させるような「語る」絵をどう見るかということを考えている。日本との関わりで言うなら、日蘭という江戸期の繋がりが面白いだろう。また、著者はフーコーとゴンブリッチの影響下にある。2011/12/25
つだしょ
0
1)北方(オランダ)美術(=ケプラー的世界、受動的でカメラのような、視覚表象的)とイタリア美術(アルベルティ的世界、線遠近法など能動的な、修辞的)の違い[p126、129など]を浮き彫りにさせようとする試み。 イタリア美術(絵画)は物語や理想化を通じた表現であるが、北方の美術(絵画)はいわば地図のような描写を通じた表現であることを、フェルメールを基底に論ずる。ヨーロッパ美術が一概にイタリア美術を起源としているわけではないし、それを絶対的に理想化しているわけではない。 2013/05/05
Bevel
0
中村先生が協力してたのちょっとびっくりした。2024/03/10
-
- 和書
- ちょっと面白い話 〈2〉