ピーテル・ブリューゲル―ロマニズムとの共生

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ピーテル・ブリューゲル―ロマニズムとの共生

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756605856
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0071

出版社内容情報

大自然の中に生きる農民の姿を描いたピーテル・ブリューゲル [c.1530-1569] は、16世紀フランドル絵画を代表する画家として広く知られている。彼の作品に古代神話や聖書主題の主題が登場することは少なく、また、画面から難解な思想的背景が連想されることもない。ブリューゲルの作品が多くの人を惹きつけてやまないのは、彼の作品がもつこのようなわかりやすさにあることは間違いないだろう。しかし、この画家の作品は本当にわかりやすいのだろうか。彼は本当にフランドルの農民を暖かく見守り、その日々の生活に永遠の輝きを与えようとしたのだろうか。
ブリューゲルが活動した16世紀のフランドルは、美術史の上ではロマニズム(ローマ主義)と呼ばれることが多い。多くの画家はイタリア、とりわけローマを訪ね、ルネサンスや古代の美術に学んだ。イタリア風であることが、優秀な画家として世に出る条件だったのである。ブリューゲルもまたイタリアに留学している。しかし、この画家の最大の謎は、帰国後、この画家がまったくイタリア的な作品を残さなかったという事実である。ロマニズムの側からブリューゲル芸術の生成の過程をたどろうとした本書は、まさに、ブリューゲルの最大の謎にせま

はじめに
第1章 「多数派のブリューゲル」と「少数派のブリューゲル」
第2章 一六世紀ネーデルラントと北方ルネサンス
第3章 ロマニズム
第4章 論 争
第5章 消えたイタリア――ブリューゲルのイタリア体験
第6章 ブリューゲルの試み――《十字架を運ぶキリスト》
第7章 ネーデルラントの伝統とヨンゲリンク・コレクション
第8章 新たな国民意識の形成と絵画
おわりに

資料 カーレル・ファン・マンデルによるブリューゲル伝
あとがき

目次

第1章 「多数派のブリューゲル」と「少数派のブリューゲル」
第2章 一六世紀ネーデルラントと北方ルネサンス
第3章 ロマニズム
第4章 論争
第5章 消えたイタリア―ブリューゲルのイタリア体験
第6章 ブリューゲルの試み―「十字架を運ぶキリスト」
第7章 ネーデルラントの伝統とヨンゲリンク・コレクション
第8章 新たな国民意識の形成と絵画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

13
ブリューゲルの故郷ネーデルラントと、ルネッサンスで盛り上がるイタリアには、アルプスという国を分断する壁があると感じた。であるからこそ農民ブリューゲルは、「ネーデルラントの古代」を絵という芸術の中に、見いだそうとしたのではないか。2017/06/10

ヒラタ

0
イタリアに行っているブリューゲルがいわゆるロマニズム画家に はならなかったこと、ブリューゲルはロマニズムとどのように向き合ったのか、 筆者は絵画からブリューゲルは二元論的な捉え方はしてなかったのではという。私にとって新しい切り口からブリューゲルについて読めました。2014/12/18

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