内容説明
本書は子ども自身と子どもの全パーソナリティ(人格)の発達に関してルドルフ・シュタイナーの見解を幅広く詳細に解説したもので、シュタイナー(ヴァルドルフ)学校の教育実践が子どもの過去・現在・未来を見つめる理論にいかに強く根ざしているかがしめされています。子どもが個性を持ち、責任感に溢れた大人になるためには、蔓延する悪影響からの’自由’と、人間に内在する基本的な真実が、個人そして社会の両側面で尊重されなければなりません。本書では、私たちに馴染み深い科目とあまり知られていない科目をあつかいながら、シュタイナー学校のカリキュラムが説明されています。
目次
第1部 教育家としてのルドルフ・シュタイナー
第2章 並外れた研究家
第3章 源泉と発達
第4章 前提と用語
第5章 子どもの肉体・魂・精神(霊)
第6章 四つの気質
第7章 就学年齢前
第8章 クラス担任期間
第9章 幼年期の想像力〔ほか〕