内容説明
第2次大戦下、学園から兵営に投げこまれた青年たちが、いかに生きたか。また、陸軍病院の環境にどう自己を対応させていったか。その日記と解説は、ユーモアをさえまじえ、ユニークである。
目次
きまじめ学徒の兵隊記(兵営の夜閉ざす;学徒出陣;迫られた覚悟;その日;一心に訓練;幻滅の芽生え;陰惨な私的制裁;あきれた形式主義;検査、検査のしごき;脱出願望 ほか)
よわむし学徒白衣の記(入院;陸軍病院;まず休養;知的生活がよみがえる;患者にも検査の負担;無為の集燥;心の支え;落ち幹の居直り;病気を悪化させる巡視 ほか)