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内容説明
氾濫する情報の陰で進む出版規制にがんじがらめになり、訴訟や高額賠償支払いに汲々とし、いままさに消えなんとする雑誌ジャーナリズム。果たして再生は可能なのか?女性週刊誌、男性週刊誌、雑誌広告を手がけ、人権や訴訟問題にも関わり、出版学に取り組んでいる著者がその道筋を考察する。出版ジャーナリズム史年表付き。メディア関係者・志望者の必携書。
目次
序章 週刊誌が消える!?
第1章 危機に瀕する雑誌ジャーナリズム
第2章 雑誌時代の到来―体験的女性週刊誌論
第3章 ビジネスマンの情報源―体験的男性週刊誌論
第4章 雑誌ジャーナリズムの行方―ゲリラ精神は復活できるか
資料1 日本出版ジャーナリズム史年表
資料2 メディアの名誉毀損・プライバシィ侵害事件訴訟の高額賠償支払い判決一覧
著者等紹介
堀田貢得[ホッタコウトク]
1941年東京都出身。1965年早稲田大学第一文学部仏文科卒、同年(株)小学館入社。週刊女性セブン、週刊ポスト編集部編集長代理を経て1987年広告部へ。1993年編集総務部長として、訴訟処理、人権差別問題、編集倫理問題と取り組む。在職中は、日本雑誌協会編集倫理委員会委員長、出版倫理協議会副議長、出版人権差別問題懇談会代表幹事、マスコミ倫理懇談会公共性研究会研究員、民族差別に関する表現研究会幹事をつとめる。2002年小学館退社。2003年より東京経済大学大学院非常勤講師。日本出版学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あずまやだらく
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週刊誌が売れなくなった理由は3つ!若い編集者が無茶な取材をしない軟派になったから。訴訟が怖いなどといっている!政府が言論統制をするから!読者が週刊誌を読むに値しないクズになったから!と、平然というのだ。訴訟は怖かろう、いや、怖がりたまえよ。あることないこと書いてはいけない。それが理解できる若い編集と、できない年寄り。どちらが正しいだろうか。ジャーナリズムの定義をしたがるのがもっぱら年寄りで、その根底には事実を疑うことにある。持論のために事実を捻じ曲げることがジャーナリズムたぁ、恐れいり奉る。2017/05/07
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