内容説明
普通の人がふつうに、しかし優しさと思いやりをもって精一杯、今日という日を生きる―その哀歓を描くことこそ、自ら「人生の底を見た」という過酷な人生を歩んだ藤沢が目指した、究極の文学世界だった！市井に生きる人々の哀歓を詩情ゆたかに描き出す藤沢とその作品を徹底検証。
目次
第１部 「藤沢周平」という生き方―創作の原点（藤沢周平の自然観；藤沢周平の人生観；藤沢周平の死生観；藤沢周平の処世観；藤沢周平の文学観）
第２部 庶民のひたむきな生き方―検証・藤沢周平の描いた魅力的人間像（純愛；夫婦愛；思いやり；人情；意地；侠気）
著者等紹介
北影雄幸［キタカゲユウコウ］
東京都新宿区出身。昭和４６年、早稲田大学卒業。若き頃より短歌の道を志し、日本語の美しさを学ぶ。平成年代に入り、“男の生きざま”をテーマに、武士道と軍人精神の究明に傾倒し、関連書籍の出版を重ねる
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