内容説明
競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
目次
第1部 血統の神秘(現代血統の牽引車;サラブレッドの盛衰;血統の真実;血の活性化論)
第2部 二十一世紀の逞しい血統(世界の競馬と血統;リード繁栄血統;サポート反映血統;停滞血統;零細血統)
著者等紹介
武市銀治郎[タケイチギンジロウ]
1947年生まれ、北海道出身。防衛大学校土木工学科及び慶応義塾大学法学部卒業。現在、防衛大学校助教授として、世界戦争史の教育研究を担当する傍ら、ライフワークとして馬の研究を行っている。“血の活性化論”を設立し、サラブレッド生産の現場に直結した血統論を展開し、「プーサン」などに所論を発表している。また、近代日本の馬事文化史の研究も手がけ、JBBANews(日本軽種馬協会会報)に「馬事文化探訪」を連載するほか、多数の講演や執筆の依頼を受けている。主な著書に「富国強馬 ウマから見た近代日本」(1999年)や「世界の逞しい血統 1980~2010」(’96年)がある
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