内容説明
本書は、長時間過密労働をおしすすめる日本通運のシステム化、不規則労働を強いる国鉄(JR)のヤード・システム、人員削減を強行する新日鉄のAOLシステムなど、豊富なケース・スタディをとりあげ、これまでほとんど指摘されることのなかったコンピュータ・システムの問題と課題を歴史的、学術的に分析する。
目次
第1章 コンピュータ・システムの基礎的問題
第2章 経営計画とオンライン・システム―日本通運のオンライン化
第3章 コンピュータ・システムと経営管理―国鉄のコンピュータ・システム
第4章 コンピュータ・システムと利潤率―生産の社会化の新しい現象形態
第5章 コンピュータ・システムと「人間尊重」
第6章 「情報化社会」と民主的統制