内容説明
迷子の子犬。優しい女性。猛烈な嵐。子犬と女性が出会い、嵐によってその関係がどう変化するのか。あきらめないこと、優しくあること、そして誰かを信じることを描いた物語。
著者等紹介
グオジン[GUOJING]
言葉を使わずに、視覚的にストーリーを語るアーティスト。ゲームやアニメーション業界でコンセプト・アーティストとしてのキャリアを経て、絵本作家、イラストレーターとして活動中。2015年のデビュー作『The Only Child』(未邦訳)も文字のない絵本で、同年のニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞に選出され、数々の高評価レビューを獲得し世界中で絶賛された。現在は夫と息子とともにカナダで暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
154
愛犬家には、たまらない絵本だWAN🐩🐕🐶 文字がない絵本ですが、文字がある以上に訴え掛けて来ます。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000965.000012505.html2024/01/26
たまきら
43
犬のさわり心地まで感じられそうな表紙の絵にひかれて。私の子どもの頃は、野良や放し飼いの犬が結構うろうろしていて、保健所が来たりしていました。この子も人に慣れないところを見ると野良犬なのでしょうか。徐々に心を開いていき、心がつながっていく描写に胸がいっぱいになりました。中表紙の表裏の絵が好きです。家があるって、いいよね。2024/03/21
毒兎真暗ミサ【副長】
35
音もない。声もない。優しい、色鉛筆画で。ボールがあって。出会った、一匹の子犬と、一人の女性。夕暮れ、遊んで。バイバイしたけど、気になって。嵐が来て、ますます気になって。飛び出した。ハラハラしたよ。ドキドキしたよ。「こんなところに……!!」あなたを待ってた。そんな出会いが、みんなにもある。2024/06/23
道楽モン
26
表紙ですでにノックアウト。捨てられていたワン公との運命的ともいえる出会いを、文字なしで表現。絵本の持つパワーに圧倒されます。ごくシンプルな出来事を扱い、ゴール地点も分かっているにもかかわらず、ページをめくる度にテンションが高まる。正直ここまで没入させられるのは驚きです。犬好きなら無条件、ペットたちとの出会いが運命であると感じられる方々も無条件にお薦めです。これ宝物になっちゃうなぁ。2024/02/28
わむう
25
字のない絵本。「やっとあえた」や「アンジュール」と被りました。2024/03/03