内容説明
『TO:KY:OOトーキョー』リアム・ウォンの最新写真集。東京から大阪、京都、ロンドン、ソウル、重慶、香港へ観る者の想像力をかきたてる午前零時以降の都市の探究。夜を切り撮る旅が再び始まる。
目次
社会 Society―社会
一起孤独 Alone together―二人きりで
孤独 Solitude―一人の時間
虚空 Emptiness―空虚
著者等紹介
ウォン,リアム[ウォン,リアム] [Wong,Liam]
受賞歴多数のフリーランスのアート・ディレクター。グラフィック・デザイナーでもあり、元ゲーム開発者でもある。現在はフォトグラファーとしても活躍。ビジュアル・アイデンティティのディレクションやデザインに定評があり、Forbes誌が選ぶ「30 Under 30(30歳未満の30人)」に選出された経歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
171
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。 東京から大阪・ロンドン・パリ・重慶等、世界の都市の夜の情景を切り取った映画のワンシーンのような写真集です。パノラマサイズ、見開きの夜景は、大迫力でした。 https://pie.co.jp/book/i/5682/2023/01/30
高宮朱雀
17
午前0時から明け方までの街の呼吸を感じられる、また闇の持つ優しさがゆっくりと沁みて、やがて包み込まれるような心地にさせる一冊。 著者は人物よりも背景に特化した撮影を好むらしく、そういう点が私の好みにも合っているのだけど、時折、意図的に写し撮られたシルエットがある。だが、そのおかげで画がとても活きていて、作品のタイトルやその趣旨の説得力が増すのだから、トータルで見ればやはり計算されているのだなと感嘆した。 モノクロの優しさ、反するネオン系が散りばめられているのに何故か溢れる物悲しさ。どちらも楽しんで。2023/01/16