内容説明
ユネスコ認定!国際標準の性教育えほん。自分自身や他者を守るたいせつなことをすべての子どもたち、そしておとなたちへ。からだの構造、性とジェンダー、性的同意、愛etc…6歳から大人まで。
目次
外性器
大陰唇
小陰唇
外尿道口
膀胱
クリトリス
膣口
膣
子宮
子宮頸部〔ほか〕
著者等紹介
艮香織[ウシトラカオリ]
宇都宮大学教員。専門は性教育と人権教育。“人間と性”教育研究協議会幹事、同「乳幼児の性と性教育サークル」運営委員
河野彩[コウノアヤ]
フランス語翻訳者。学習院大学フランス語圏文化学科卒、一橋大学大学院言語社会研究科博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
40
とても美しくセンシュアルな、女の子の身体を肯定する絵本です。不思議な果物のように描かれた女性器が壁紙のようになっているページが好き。人によってはこのパワフルなイメージにひるむかもしれないけれど、自分はこの正直さ、すべての命の源である性の力こそ女性が取り上げられてきた力な気がします。フランスの本ですが、相談窓口もきちんと日本のものにしてあり、製作した人たちの情熱を感じました。素敵な本です。2022/07/20
spatz
14
原題はもっと直接的な表現が使われている(女性器の名称)。クラウドファンディングで制作された、娘をもつ助産師さんとイラストレーターさんの力作。体を知ることは自分を守ること。表紙デザインも日本では考えられないかもしれない。女性器の説明から入るけれど、体を守るとは、自分自身を丸ごと大切に守ること、そして自分以外の人たち皆を尊重して守ることにつながる。性別や(体の心の性別について一番先に言及されている)、人種などこえたところで。 #NetGalleyJP2022/04/22
遠い日
8
表紙の女性器に、臆することなくストレートに伝えたい、共に語ろうという強いメッセージ性を見ます。性器と女性の体の構造を正しく知り、男性でも子どもでも、共有しようという提示。そして、性をどう捉えるかという性自認やよりよい性的関係を他者と持つための性的同意などにも触れる。性の指向もフラットにわかりやすく解説する。知っているのと知らないのとでは、全く世界観が変わることども、すごい本だと思います。たったひとりの自分とたったひとりのあなたが、豊かな人生を歩むために知っていれば心強い正しい知識がここにある。2022/04/14
たなべそら
6
姪への性教育について義妹が悩んでいたので、参考になればと思い読み始めた。表紙の絵に思わずドキッとしてしまったので、思春期の子など、読みたくても手に取ることをためらってしまう人もいるかもしれない。それでも、性別にかかわらず、できるだけ多くの人に読んでほしい一冊。主に女性の体について、図解つきでシンプルにわかりやすく説明しながら、性認識や愛についても言及し、心についてもシンプルかつ丁寧に書かれている。さまざまな悩みに合わせて問い合わせ窓口が掲載されているので、すぐに相談することもできる。ぜひ義妹にすすめたい。2022/06/17
たくさん
1
バルトリン線液とかはよく聞いたことがあるけど、スキーン線というのもあるとか知らなかった、そもそも実物をじっくり見てみたいけどそういう機会も恵まれていなくてあることでなくいつも羨ましく思いながら想像をしてみる。さらっと書かれていて特別に煽るような要素もなく普段の中に溶け込んでいるセンスがフランスのおしゃれさを思うことができる。いいなあ。図書館で借りたのだけど、これほしいな。2022/06/26
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