内容説明
るなちゃんは寝る前におかあさんに本を読んでもらうのが大好き。でも、今夜はおかあさんがなかなか来てくれません。すると、男の子が現れて、つきのこうえんに遊びに行かない?と誘います。るなちゃんは、ふわんと空に浮かびます。そこは、パジャマ姿の子どもたちが集まるふしぎなこうえんでした。圧倒的な画力で描く、満月の夜のふしぎな物語。
著者等紹介
竹下文子[タケシタフミコ]
東京学芸大学教育学部卒業。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を受賞
島野雫[シマノシズク]
東京藝術大学日本画専攻卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
85
おやすみ絵本▽るなちゃんが好きなもの。お天気の日、さくらんぼ、ねこのミモ。お風呂上がりのシャンプーのにおい、パジャマ、おかあさんの読み聞かせ。ベッドでおかあさんを待っていたら、月の光の中に男の子が浮かんでいた。「ぼくはナール。こんやは まんげつだよ。つきのこうえんに あそびにこない?」るなちゃんは、つきのこうえんで楽しく過ごす▽酒井駒子さんぽいイラストが可愛い。読み聞かせ6分。2023.5刊2023/07/02
馨
79
絵本。書店で見かけて読了。ルナちゃんが月の公園に行く話。猫のミモが常に一緒にいて可愛い。オチはあるある。こういうタッチの絵好きです。2023/06/11
yomineko@ヴィタリにゃん
76
綺麗な表紙が目を引いた。子どもの頃に夢見た世界が詰まっていた。満月の夜になると不思議な世界に行ける。るなちゃんはママが寝る前に本を読んでくれなくて眠れない。悲しかったけど猫のミモちゃん、そして訪ねて来た月の世界の男の子ナールと一緒に楽しい夜を過ごす。2023/08/19
ぶんこ
55
寝る前にお母さんに絵本を読んでもらうのが好きなるなちゃん。なかなか現れないお母さんを待っていると、飼い猫のミモが窓の外を見ます。満月の夜、男の子がるなちゃんを月の公園で遊ぼうと誘いにきたのです。たくさんの子どもたちとブランコに乗ったり、パレードを見たり楽しみましたが、お母さんの呼ぶ声を聞いて帰ることに。不本意そうな男の子ナールでしたが、大きな滑り台から降ろしてくれました。黒い世界の公園の絵が幻想的なのと、黒猫のミモがいい味をだしていました。2023/09/01
ヒラP@ehon.gohon
37
眠りを誘う幻想的で素敵な世界です。 おやすみ絵本を読んでもらうためにおふとんで待っていたら、飼い猫ミモが夢の扉を開いてくれました。 女の子の名前がるなだけに、月の公園はるなちゃんの世界ですね。 満月の夜だという特別感が、公園の晴れやかさをきわだたせていました。2023/08/09