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内容説明
愛媛県美術館 真鍋博2020 公式図録兼書籍。2020年10月1日~11月29日開催。
目次
第1章 色彩の魔術師
第2章 印刷への挑戦
第3章 文学との邂逅
第4章 モノを動かす
第5章 線の画家
第6章 洋画家「真鍋博」誕生
第7章 コラージュとマナベ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shio
37
『ド嬢』では神林に勧められた長谷川さんはカジュアルに断っていたけれど、楽しそうなので借りてみた!神林は図録だから眺めるだけって言ってたけど、ずっしりとボリュームある中身!緻密で幻想的で、エキスポ’70のポスターは見るだけでワクワクする!近未来的なイラストはSFにピッタリ!星新一や筒井康隆の本の装画は見たことがあるし、何よりクリスティのシリーズは数冊家にある✨スピッツの「夢じゃない」のジャケットもそうなんですね!林明子さんや五味太郎さんが真鍋さんの事務所におられたという意外な繫がりなど、文章も興味深かった。2024/02/09
秋良
15
誰もがおそらく見たことがある、クリスティーや筒井康隆のカバーイラストを描いた人。書き込みがすごいのにくどくないのは、線がシンプルだからかな。 宝石棚が綺麗。七十年代の広告や雑誌の表紙デザインなど、当時の大衆文化が垣間見える作品も楽しい。2021/07/18
KAKO
14
昔のハヤカワクリスティ文庫の表紙が見たくなって図書館で借りてきた。星新一作品の表紙でもよく目にした。残念ながらクリスティ文庫の方は、扱いが小さく、1ページに30作品もあってじっくり眺められなかった。真鍋さんというと、カラフル、未来的、無機質っぽい、SFというイメージだったのだが、色の種類を絞った作品や、洋画、点の作品も取り上げられていて、面白かった。その細密画のような緻密さは凄い。全く違う画風の林明子さんがアシスタントをされていたのには驚いた。2024/07/16
kei-zu
10
「未来は過去にあった!」細やかな描線に支えられて、未来は確かにそこにあった。そんなことを思わせる。 原画にトレーシングペーパーを重ねた色指定が再現されているのが圧巻。すげえよ、これ。 ご本人の略歴のほか、膨大な作品を支えたアシスタントの証言、ご家族が語るエピソードも楽しい。 ちょっと値が張りますが、気になる人は目を通さないと。2020/10/02
ゆに
7
蔵書初読。ホームタウンの気の利いた本屋で見かけ、しかしながら画集というのはこういうものだが、結構な金額で即買いできず。だが、こういうものは見なくなったら再版ないかもと、買ってきた。文章の方は全部読んでないが、まあ、面白かった!私が生まれた頃の広告がお洒落。今回初めて知ったが、ご出身は愛媛でこの本は2020年に愛媛美術館であった展覧会の公式図録兼書籍なんだそうだ。良い手だと思う。そして、この騒動が終わったら愛媛の美術館に行くぞ!2021/09/06