出版社内容情報
ゲームやアニメに出てきそうな、冒険心をかきたてる世界の景色
異界に続くような洞窟、人の手を離れ荒れ果てた街、近付くことを拒む火山、森の奥深くにある古代神殿……。本書は危険を冒してでも行ってみたい魅惑的で妖しい場所や建物を歴史や成り立ちが分かる解説とともに紹介します。冒険に挑戦するあなたを誘う1冊です。
内容説明
異界に続くような洞窟、人の手を離れ荒れ果てた街、近付くことを拒む火山、森の奥深くにある古代神殿…。危険を冒してでも行ってみたい、魅惑的で妖しい場所や建物を歴史や成り立ちが分かる解説とともに紹介。
目次
デヴェタシュカ洞窟 ブルガリア
シュコツィアン洞窟群 スロベニア
ノヴィ・アフォン洞窟 ジョージア
氷の洞窟 アイスランド
フィンガルの洞窟 スコットランド
スムー洞窟 スコットランド
ペログラトチク要塞 ブルガリア
ウィットビー修道院 イングランド
キルカーン城 スコットランド
レガレイラ宮殿 ポルトガル〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
176
自然が創り出した洞窟の偉大さに、小さな人間は立ちすくんでいる。天から光射す瞬間は、これが始まりなのか終わりなのか、そのことさえわからなくなる。人間が何かの目的のために作り上げた奇妙な世界には、もう人はいないというのに。巨大な神殿で祈り、地下深くの採掘場で働く。近づくことさえできなくなった廃墟を遠目に、時を経た村は緑にのみ込まれていく。そこには人の営みが本当にあったのだろうか。初めて踏み入れた景色をなぜ美しく思うのだろう。圧巻された絶景に出逢うとなぜ感情を一瞬、失うのだろう。最後に日本の地も掲載されている。2023/07/22
あっか
74
新刊。これはヤバい!何と胸躍る写真集。絶景が好きで色々な写真集を見ていますが『RPGのダンジョンに出てきそうな風景』というコンセプトのもとこれだけの写真を集められたらもう圧巻で迫力が凄い。FFとかドラクエとかとにかくファンタジックなRPGが好きな人は胸躍ること間違いなし。これCGじゃないの?という遺跡や洞窟が盛り沢山。ページを捲っても捲ってもここはしょぼいな…とかありません。中国はネオンがやたら好きなんだな、とお国柄も垣間見えたり。笑 ビニールがかかっていて立ち読みもできませんでしたが買って良かった!2020/09/16
seacalf
64
胸踊るタイトル。ドラクエやFFシリーズに慣れ親しんだ世代としては放っておく訳にはいかない。世界には陸に地中に目を見張る風景が沢山広がっているものだ。廃城や剥き出しの岩々、どこまでも続く牧草地だらけのアイルランドを旅した時、初めてなのにどこか見慣れた景色に思えて『ここはラピュタの世界だ!』とデジャブ感に襲われたことが懐かしい。トルコのカイマクル地下都市やイスタンブールの地下宮殿も胸が高まってわくわくしたのも楽しい思い出。ロシアのミール鉱山、バラクラヴァ秘密潜水艦基地跡等、まだまだ訪れてみたい場所が多数ある。2020/10/17
aiaimo`olelo
37
一目で惹きつけられた表紙は、地上から光の筋が注ぐベトナムのソンドン洞窟。よく見ると中央の岩の上に豆粒ほどの大きさで人が写っており、大きさの体感が一瞬狂うような感覚を覚える。ダンジョンと聞くと、10代の頃に非常にはまったRPG『クロノ・トリガー』を思い出す。魔王やロボの切ないストーリーに涙を流しながらゲームをしたものだ。伝説の勇者の墓標でも立っていそうなウクライナのアイ=ペトリ山、映画の世界のようなブルガリアのベログラトチク要塞やインドのチャンドバオリも素敵。異世界トリップを堪能できる小さめの写真集です。2021/05/08
本夜見
36
綺麗!と表紙に釣られて手にとった。洞窟だったり、打ち捨てられた廃墟だったり、古代の神殿だったり。映画や冒険モノのRPGに在りそうな魅惑的な空間と景色。危険な雰囲気にドキドキする、そんな写真集でした。2020/11/17