出版社内容情報
光と影の宝石箱のようなモノクロファンタジーの世界
日本でも多くのクリエイターに影響を与えてきた欧米の挿絵黄金期のイラストレーションの中から、圧倒的な画力、繊細な装飾など「線画」の魅力溢れるモノクロの挿絵を特集しています。漫画、アニメーションから塗り絵や切り絵まで、多くのイラストファンを魅了する圧巻の作品集です。どうぞご期待ください!
海野弘[ウンノヒロシ]
著・文・その他
内容説明
「線画」の魅力あふれるモノクロ作品を250点以上収録!!英国を中心とした西洋の挿絵史を3つの黄金期で辿る決定版。
目次
白と黒の魔術 モノクローム・イラストの歴史
1 木版画ルネサンス―1860年代のイラストレーターたち(初期のイラストレーション―木版の復活;1860年代のイラストレーターたち;ラファエル前派の挿絵)
2 世紀末アール・ヌーヴォー・ブック―ビアズリー時代(世紀末のイラストレーターたち;マッキントッシュとグラスゴー派)
3 黄金期のイラストレーターたち(黄金時代のイラストレーターたち;アール・デコのイラストレーション)
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年東京生まれ。評論家、作家。早稲田大学ロシア文学科卒業。平凡社に勤務。『太陽』編集長を経て、独立。美術、映画、音楽、文学、都市論、ファッションなど幅広い分野で執筆を行う。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アナーキー靴下
66
これは素敵! 黄金時代の白黒挿絵を集めた一冊で、ビアズリー、ラッカム、ニールセン等々見惚れてしまうイラストばかり。絵本の挿絵としては木版時代のもの、ビュイックやリチャード・ドイルみたいなのが凄く好き。他に気に入ったのはロバート・アニング・ベル。解説曰く「世紀末アール・ヌーヴォー風」、ミュシャのような? 有機的かつ曲線的、絵が前面に出過ぎず商業デザインを思わせる雰囲気、こういうイラストが私はとても好きなんだなと認識した。【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Fantasy読書会’23】2023/10/21
ガーベラ
1
図書館本。 ヒグチユウコさんの絵が好きで、表紙を見て「これ。好き!」と思い借りてみた。 正直、説明文はあまり興味なかったが、掲載されている絵は素敵。 「サロメ」の挿絵が掲載されていて、学生の頃、サロメの本の話より、挿絵が気になっていたことを思い出した。 何となくこんな感じのものが好みになった経緯がわかった気がした。2021/07/03
石鶏
0
A
kaz
0
19世紀後半から20世紀初頭のイラストを紹介。19世紀後半のイラストは木版画の復活によってもたらされたとのことだが、よくここまで繊細なイラストが描けたものだと感心してしまう。個別の作品ではビアズリーのサロメが印象的だが、後の作家たちの作品も雰囲気があって面白い。 2019/01/17
をとめ
0
書店2018/11/23
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