出版社内容情報
シルクロードを越えてはるかな異国からやってきたエキゾティックな唐草文様、天平時代の華やかな仏教装飾、雅びな源氏物語の文様世界、戦国の武将たちの大胆な意匠…。歴史や文学など多角的な視点から日本デザインの粋に迫るフルカラー・大ボリュームの決定版!
海野 弘[ウンノヒロシ]
著・文・その他
内容説明
シルクロードを越えてはるかな異国からやってきたエキゾティックな唐草文様、天平時代の華やかな仏教装飾、雅びな源氏物語の文様世界、戦国の武将たちの大胆な意匠…。美しい日本デザインの歴史を豊富なカラー・ビジュアルで辿る決定版!
目次
第1章 装飾文様の歴史(縄文・弥生時代 文様の種まきと収穫;弥生・古墳時代 別世界の文様;飛鳥・奈良時代1 忍冬唐草の旅 ほか)
第2章 装飾文様の形(文様の植物園;文様の動物園;文様のプラネタリウム)
第3章 文様と日本文学(『源氏物語』より「竹河」紫式部著;『紫式部日記』紫式部著;『枕草子』清少納言著 ほか)
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年東京生まれ。評論家、作家。早稲田大学ロシア文学科卒業。平凡社に勤務。『太陽』編集長を経て、独立。美術、都市論、文学、映画、音楽、ファッションなど幅広い分野で執筆を行う。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
孤独な建築家の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
93
縄文からww2終了までの日本の美しい文様と装飾に解説を付したものなのである。縄文土器から文様の動物まで、日本の図案家たちの美に対するアンテナは長年に渡って受け継がれている。思わずカワイイと口走るほどの装飾や文様があったりしてアートの遺伝子みたいなものかと一人納得してしまった。美しいものは精神の安定に資するのですね、2024/02/06
藤月はな(灯れ松明の火)
83
図書館でブラウジング中に「母が好きそう」という理由で借りた見繕い本。パイ・インターナショナルさんから刊行されているためか、デザイン性は洒脱。内容は時代や分類を超えていてゴチャついているが、土器、和紙、着物、工芸品、甲冑など、よくぞ、ここまで細かいものを見つけたと感歎します。しかし、時々、赤地に黒文字という構成が出てくるので目が痛かったです。徳川家康や上杉謙信も物凄い主観で語られていた気が・・・。個人的に襲の色の組み合わせや戦国武将の家紋は見ていて飽きない。2018/07/10
ソラーレ
15
楽しめた。美しいですね。日本の装飾品、紋様。縄文時代から現在に至るまでの資料を見ることができた。日本装飾の美しさは多様。細かく鮮やかなものもあれば、質素で侘び寂びの味わいのある作品まである。日本の数多い優れた装飾品に感動した。2023/10/21
Kikuyo
15
装飾と文様を切り口に日本の美術を楽しめる本。紙質はちょっとザラつくけど コンパクトにぎっしりと詰まっててカラー図版も豊富。楽しい。2022/03/31
鯖
15
縄文土器から尾形光琳から様々な時代の装飾や文様をとりあげている。紫地葵紋付葵葉文様辻が花染羽織はハイセンスで素敵だなあと思ったら「あのタヌキじじいの家康がこんな素敵な着物を」とか普通に書いてあって、おまえがヤッスの何を知ってるんだとちょっとプンスコ。富士御神火文黒黄羅紗陣羽織もいつ見てもかっこいい。茨城の虎塚古墳は赤一色で、幾何学紋様が描かれていて、ハイセンスすぎて圧倒された。小口や扉が真っ赤に塗られているので、暖色系のデザインや作品はいいんだけど、青系は色がそっちに引きずられちゃって、気の毒な気が。2018/07/14
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