- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
内容説明
可憐で、はかない花の姿をいかに永遠にとどめるか…人々の夢が残した華麗なる花の美術史をたどる。
目次
第1章 花の美術史 百花繚乱の花園を求めて(古代の花;ヨーロッパ中世の花;ルネサンスの花;バロック‐ロココ;ボタニカル・アートの花;19世紀 女性と子どものための花の絵本;印象派の花;アール・ヌーヴォー 世紀末の花の様式;モダン・アートの花)
第2章 物語に咲く花 花の図像と文学の世界(花の絵画と物語;花の文学10選)
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年東京生まれ。評論家、作家。早稲田大学ロシア文学科卒業。平凡社に勤務。『太陽』編集長を経て、独立。美術、都市論、文学、映画、音楽、ファッションなど幅広い分野で執筆を行う。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かさお
32
装丁も花の絵画も歴史もみんな素敵💘うっとり眺める。✨ルネサンス、大航海時代、産業革命、バロックにロココ、時代と共に世界中の花の種がヨーロッパに集まる。女性の社会進出に合わせ、花の価値が変わっていく過程や、オランダではチューリップバブルで、株1つが家1軒の値段まで高騰したとか、デュマの「椿姫」で分かる様に日本の椿や菖蒲が大ブームになり、ミュシャにより描かれたとか色々知れて面白かった。表紙の女性はボッティチェリの「春」の登場人物、中学美術の成績は悪かった。今昔に戻ったら色んな事を面白く学べるだろうに😅2022/01/26
オザマチ
12
様々な時代とジャンルの作品が取り上げられ、眺めているだけでも楽しい本。2021/01/11
アカツキ
9
花を描いている絵画や植物が、テキスタイルデザインなどを紹介した本。ファーミン・ブイセの花の精を描いた絵本のイラストが可愛い。虫は苦手だけど、この絵本に限れば楽譜を読んでいるコオロギがいたり、虫のコミカルな動きが楽しくて好き。2022/08/13
うなぎ
5
再読で手持ち本。ブリューゲル展を見たら眺めたくなったので。お高い値段だが中身は充実、綺麗な花の絵画がみたい人におすすめ。中世のタペストリーに描かれた細かく愛らしい花々、アルチンボルド、端正な花を描いたデューラー、ブリューゲル一族やその他の黒背景に花瓶いっぱいの花々、ルドゥーテ、ボタニカルアート、ミュシャ、果てはゴッホ、マリー・ローランサン、マティス、デュフィ、ウォーホルととにかく時代が広くて内容も濃い。ボッティチェリは何気にドレスの花がお洒落。アルチンボルドは黒目がパンジーなのが上手いと思った。2018/03/21
あっぷる
5
本屋さんでたまたま見つけて衝動買い。花と絵画が大好きなので、気に入ってます。 歴史的な背景は少し難しいですが、眺めているだけでも楽しい本です。 花が描かれるようになるから今日までの流れを美しい絵画とともに紹介してくれます。2017/12/31