目次
1 ミュルーズ染織美術館
2 トワル・ド・ジュイ美術館
3 ソレイアード南仏テキスタイル美術館
著者等紹介
猫沢エミ[ネコザワエミ]
ミュージシャン、フランス文化に特化したフリーペーパー『BONZOUR JAPON』編集長、文筆家、映画解説者。1996年、コロムビア・トライアドレーベルよりシンガーソングライターとしてデヴュー。2002年の渡仏後は、フランス文化に根ざした活動を多分野で展開。2007年より『BONZOUR JAPON』の編集長を務め、現在はフランスと日本を往復する生活(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ganesha
5
フランス文化に造形の深いミュージシャン・文筆家による、フランスの3つの美術館への取材をもとに構成されたカラー図版満載の一冊。ジャン=バティスト・ユエのジュイ布やアルルの民族衣装など、美しいものをたくさん眺めて満足しつつ読了。2023/08/16
ao
4
表紙がボタニカルで素敵だったので癒やしを求めて選んだ本。フランスにおける更紗の起源から現代までの歴史と、コレクションを掲載している。思ったより、全体における文章量の多い本で勉強になった。布の一種であることぐらいしか知らなかった更紗だが、なんでも、インド発祥の、木綿の布に花などの柄を染め付けたもののことらしい。リバティプリントのようだった。フランスに更紗が伝わって以降、フランスの地でデザインから始まって一から全てつくるようになり、最初の拙いものから洗練されていく過程は読んでいて感慨深かった。2023/05/31
ponde☆
1
表紙がとても素敵で、図書館で思わず手に取った1冊。200年以上前の柄でも、「ああ、かわいい!」と思うデザインがたくさん。お花や小鳥などをデザインした可愛らしいものもあれば、更紗が出来上がるまでの工程をデザインしたものなんていうのもあったりして面白い。専門的なことを知らなくても、眺めているだけで楽しい本でした。2022/03/06