内容説明
映画に登場するDCヒーローたちの起源がわかるエピソード16選!!
目次
ゴールデン・エイジ:神話の創造(虐げられし者たちの守り手―ジェローム・シーゲル、ジョー・シャスター『スーパーマン』・1(1939)
ワンダーウーマン登場―ウィリアム・モールトン・マーストン、ハリー・G・ピーター『オールスターコミックス』・8(1941) ほか)
シルバー・エイジ:宇宙の形成(2つの世界のフラッシュ―ガードナー・フォックス、カーマイン・インファンティーノ『フラッシュ』・123(1961)
ジャスティス・リーグ誕生秘話―ガードナー・フォックス、マイク・セコウスキー『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』・9(1962) ほか)
ブロンズ・エイジ:新たな領土の開拓(デーモンの娘―デニス・オニール、ニール・アダムス『バットマン』・232(1971)
永遠の淵に立つ漂流者―ジム・ステランコ『スーパーマン』・400(1984) ほか)
モダン・エイジ・基礎への回帰(別々の世界―ジョン・バーン『アクション・コミックス』・600(1988)
スター・シート―グラント・モリソン、マーク・ミラー、ハワード・ポーター『JLAシークレット・ファイルズ・アンド・オリジンズ』・(1997) ほか)
DCユニバースの再生:未来の錬成(ジャスティス・リーグ―ジェフ・ジョーンズ、ジム・リー『ジャスティス・リーグ』・1(2011))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛸
8
DCコミックの長い歴史の中で、それぞれの時代を象徴する作品を選りすぐったアンソロジー。 『2つの世界のフラッシュ』などの重要作から、ニール・アダムスやジム・ステランコ、アレックス・ロスにアラン・ムーアなどなど有名どころの作家が手がけた作品も読めるお得な一冊。 とても長いスパンから作品が選定されているのでコミック表現の変化が、一冊の中でとてつもないことになっているのも面白い。 各作品の冒頭に掲載されているコラムもとても親切で、これを読むだけでDCコミックに対するリテラシーがかなり上がる一冊。2019/08/25
kasukade
2
メチャクチャ面白い★初心者向けではないかもしれないけどDCヒーローを知りたい人、DCの歴史を知りたい人は是非読むべし!2016/04/10
fap
1
それぞれの力を使えばなんとかなるが、なんとかならない局面を作り出すのが作家の腕の見せ所。 昔の話になるほど、素直だと知る。ページ数も少ないし。これもまた歴史の重みであろう。 これが現代に近づくと、話の理解が難しくなる。 また、最後に仕切り直しの1話が入っているあたりにアメコミの深さを感じる。 たとえ世界がやり直されようとも、彼らはジャスティス・リーグを結成するにちがいない。 2020/02/09
doji
0
初のアメコミにカルチャーショックを受けつつ、独特の空きすぎた間をセリフと強引な進行でつないでいく感覚に面白さを感じた。あらゆるクリエイターが探偵としてのバットマンについて言及していて、そう言った側面がコミックでは強く感じられたので、それを映画でもきちんと生かすべきだと思う(申し訳ないけれどベン・アフレックからは知的な印象を受けない)。それにしても、グリーン・ランタンの飛躍した世界観にはついていくのが大変だった。2016/09/08
杉浦印字
0
好編集! 駆け足ながらアメコミとDCの歴史、表現の深化が良エピソードと共に俯瞰できる。解説ページも上品なデザイン。オビがヒーローのオリジンを謳うのはちょっと言いすぎではある。2016/04/20