内容説明
古典とモダンが混在する斬新なデザインと、コントラスト豊かな色調で魅せる着物コレクション。アール・デコ感覚の、モダンキモノ。今見ても歯切れのよいレトロ感覚が楽しい!大正期の雰囲気を色濃く反映した、銘仙着物の数々。
目次
植物の文様(万年青文様;躑躅に撫子文様 ほか)
動物の文様(鴛鴦に梅文様;波に燕文様 ほか)
器物の文様(矢羽根文様;矢羽根散し文様 ほか)
幾何学の文様(縞文様;斜め縞文様 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
41
装丁の万年青(おもと)文様を染め抜いた紫の銘仙に心を掴まれた。大正時代のアールデコ流行りを反映した銘仙着物の数々をオールカラーで収録。合間合間に竹久夢二や橋口五葉など大正浪漫を象徴する有名絵師の作品が載っているのもいい。鈴木清順監督の映画「夢二」でジュリーが着ていた渦巻文様の着物も載ってる!本当に大正の着物だったんだなあ。ピエブックスの本はどれも素晴らしく、デザインや装丁、文化や美術に興味がある方にはぜひお手に取っていただきたいラインナップです。2015/12/01
詩歌
19
見たことがある写真が多いので、以前見た本のまとめかも。図案毎に章に分け、よく似た着物と画家の絵画が並べられたり。当時の質感は知らないが、図案復刻しても再現は無理だろう。着る側の技術も天地の差がある。しかし、いいな着たい。2015/06/30
aof
3
柄としても見てると楽しいし、あと夢二や樋口五葉の着物姿の女性の絵がめちゃ楽しい。 半襟と帯と着物の組み合わせが面白い。 柄オン柄、色×色、みたいな洋服ではなかなかできない組み合わせがすごい粋に思える。服の組み合わせでも真似できないかなとか思いながら夢中で見てしまった。幸せな気分になる本。2019/10/12
kama89
2
着物をこれから始めようと思い、なんとなく手に取った1冊。文字より柄の写真が多めです。柄によって意味合いなどがあって面白いと感じました。2023/03/01
チョビ
2
まさに竹久夢二の世界。昔のデパートのポスターとかから柄が見えてきれいでした。2015/06/17