著者等紹介
角野栄子[カドノエイコ]
童話、絵本作家。東京生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、出版社に勤務。25歳からのブラジル滞在の体験を描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。1982年『大どろぼうブラブラ氏』で産経児童出版文化賞大賞、84年『わたしのママはしずかさん』で路傍の石文学賞、85年『魔女の宅急便』で野間児童文芸賞など多数受賞。00年に紫綬褒章、14年に旭日小綬章
網中いづる[アミナカイズル]
イラストレーター。アパレル会社勤務を経て2002年にイラストレーターとして独立。エディトリアルの仕事を中心に、ファッションブランドへのデザイン提供など幅広く活動する。1999年ペーター賞、2003年TIS公募プロ部門大賞、07年講談社出版文化賞さしえ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
39
手に持った感じとタイトルと装丁の可愛さに一目惚れして即借り。物語はライオンさん目線でちょっぴり切ないけど優しく楽しい 。揺れる黄色いリボン 。少女から レディへ「ライオンさん、わたし ヨコちゃんよ、覚えてる?」「覚えてるとも 同い年だもん」ミュージカルみたいなのでそのまま、網中さんのイラストでアニメーションにしたら華やかになりそう!と思いました。乙女度高い一冊?2018/01/09
tokotoko
39
歌みたいにね、言葉を踊りと音楽と共に楽しく届けてくれるミュージカルを、みなさんはご覧になったことがありますか?そんなミュージカルがね、絵本になったみたいな1冊です。歌ってくれるのはね、可愛い女の子と・・・表紙の方です。テーマは「友情」です。「友情」を感じる相手は、生き物だけじゃなくても、芽生えるんじゃないかな?「友情」を感じられたら、もう・・・幸せなんじゃないかな?って、気づかせてくれた、フワフワの絵の可愛い1冊です。2015/04/21
マツユキ
16
大きなお店の前のライオンの銅像は、ある日、女の子に話し掛けられ…。会話している時間は短いけれど、大切な時間で、変わらない友情。ライオンの気持ちは切なく感じながら、ヨコちゃんの成長を見守る気持ちで読みました。あ、その男はやめておけ!可愛らしいメルヘンですが、そんな特別な時間があってほしい。絵も素敵。2025/02/02
深青
16
可愛いお話でした。少し切なさもあれど、未来を感じさせる楽しい話だったと思います。2017/04/26
海(カイ)
14
【図書館】こころが温まりました!ヨコちゃんの子供のエコちゃんも大人になって子供ができたら、あのライオンさんに話しかけるんだろうな、と思いながら読了。2017/09/30