内容説明
イイダ傘店の傘とテキスタイルコレクション。お客様のために1本ずつ作られるオーダーメイド傘が人気のイイダ傘店。オリジナルテキスタイルに込められた物語や丁寧なものづくりの裏側を紹介します。
目次
第1章 傘(日傘/雨傘;部品)
第2章 布(植物;食べ物;幾何学;縞;雨模様;生き物;モチーフ)
第3章 その他のデザイン(オリジナルグッズ;ノベルティグッズ;紙もの;案内状)
著者等紹介
飯田純久[イイダヨシヒサ]
個人オーダーの傘屋「イイダ傘店」店主。傘用にオリジナルテキスタイルをデザインし、日傘・雨傘のオーダー会を日本各地にて毎年巡回。映画や舞台、テレビなどで使用する特注の傘も手がける。多摩美術大学テキスタイル専攻卒業。1981年横浜生まれ。次男(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
むぎじる
37
小物が好き。その中でも傘が一番好き。妥協できないので、お気に入りの傘を求めていくらでもさまよいます(笑)。この本の中には、私のお気に入りがたくさん詰まっていた!「角食」「屋久イカ」「魚の骨」・・・素敵なデザインにうっとり。手が出るかはわからないけれど、ものは試しで展示会に出かけてみようと思います。2017/02/21
はるき
29
ビニール傘を買って無くしてを繰り返している私には眩しすぎる職人技。一本の傘にここまでの技術と美意識が集結しているのか。2019/10/28
那由多
19
ミシンを使用するのはほんの一部だけで、ほとんどの工程を手縫いでするオーダー傘店は、どれもどこにもないデザイン。布は4工場をリレーしてやっと出来上がる逸品。紳士日傘はシックで上品。ヤブカラシは鮮やかな黄色で雨の日が待ち遠しくなりそう。貝殻模様の水色の日傘は涼しげで、オーダーしたくなる。2021/11/04
ゆまたろ
7
毎日持つわけじゃない。閉じたまま持ち歩き、模様が見えないことも多い傘。ちょっとした興味で手に取った本だけど、読み終わったら傘が欲しくなった。地方在住の私にはハードルは高いけどいつか受注会に行きたいものだ。そしてこんな風に丁寧に作られる傘の部品を作るひとがどんどん減っている現実に愕然とする。もう止められないのだろうか。2015/11/06
へへろ~本舗
4
テキスタイルや部品への拘りや傘の製造過程を見ていると、イイダさんの傘が欲しくなってしまう。でも、職人や工場の時代淘汰問題は今後「日本の物作り」を考えて行く上で避けては通らない問題ですね。一度絶えたものは簡単に元には戻らない。物も、技術も。2019/06/21




