目次
言葉、言葉、言葉?いや、絵、絵、絵!(金原瑞人)
リトル・ニモと仲間たち登場人物紹介
リトル・ニモの大冒険
リトル・ニモの世界
リトル・ニモの線画
リトル・ニモのコスチューム・プレイ
リトル・ニモのデザイン
著者等紹介
マッケイ,ウィンザー[マッケイ,ウィンザー] [McCay,Winsor]
1871‐1934。アメリカのコミック・イラストレーター、アニメーター、アニメーション監督。ミシガン州で生まれ、大学卒業後、17歳でサーカス団のポスターや看板描きの仕事に従事した。1899年にはオハイオ州の見世物小屋で絵を描いた。その才能が認められ、シンシナティ・タイムズ・スター紙にてニュースのイラストの他、日曜版ではじめてコミックを描くこととなった。1903年以降はニューヨークに拠点を移し、1905年からニューヨーク・ヘラルド紙日曜版でコミック『夢の国のリトル・ニモ』の連載をはじめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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りー
22
これは至高!新聞の連載漫画というのはマンネリズムと新鮮さを常に求められるもので、このリトル・ニモはそれらを実によく体現していると思う。味のあるイラストを眺め、夢の国へ思いを馳せ、ニモと仲間たちの一挙一動にくすくす微笑む。いつもいつも同じ展開なのだけれど、これがずっと続いてゆくのだという不思議な安心感に包まれて至福の読書体験になった。個人的にはふてぶてしい悪戯者のフリップが大好き。2014/03/29
ぐるぐる244
2
本棚整理中
月世界旅行したい
2
同じパターン、意図的に。ただしこの量は少し飽きます。って新聞連載作品に言うことではないですね。でもパターンが魅力です。基本は新聞連載だから一日ごとに見るのがちょうどいいのでしょう。2014/04/17
○○○ ○○
2
「あ、これ他の漫画で見たわ」みたいなネタがボコボコ出てくる。水木しげるは『鬼太郎のお化け旅行』の一話を丸々リトルニモのパク……オマージュに捧げてるし、空から家々が降ってくるのは大友克洋だし、ペータース/ステイクン『闇の国々』での2巻表紙のエピソードや飛行船の旅のエピソードもこれだったんだな、っていう。アールヌーボーとスラップスティック映画がほぼ同時代的な運動だったことを思い出させてくれる。2014/03/25
fap
0
カラーだが滲んでいるし、夢の国とは言えストーリーは荒唐無稽。 キャラの性格もぶれていて、時期によって扱いが変わっている。 と思ったが、掲載時期を見たら100年以上前だった。 今読んで面白いかと問われれば否と答えるが、前提を踏まえた上で読むと興味深い。 せめて注釈/解説があればもうちょっと理解が深まったんだけど。 連載された作品をすべて掲載してはいないので、途中で展開が断絶していることが残念。 数週飛ばされた個所や数年飛んでいる部分がある。2015/05/23