内容説明
マリメッコの「BO BOO」を生み出したテキスタイルデザイナーの、45年間のデザインや、1万枚に及ぶデザインアイデアが満載。三つの国で成功をおさめたデザイナーの、優しくあたたかい作品とそのお話。
目次
1968‐1976 マリメッコ社 フィンランド
日々の創作「椅子、釘と鉛筆、服」
デザインの話「西洋と日本の違い」
1976‐1985 ジャック・レノア・ラーセン社 ニューヨーク
日々の創作「靴と香水、シャツ」
1976‐1996 ワコールインテリアファブリック 日本
日々の創作「家、人と乗り物」
妻へ宛てた一万枚のアイデア
デザインの話「モチーフのこと」
日々の創作「木のもの、段ボール」
SOU・SOU 京都
デザインの話「テキスタイルデザイン」
著者等紹介
脇阪克二[ワキサカカツジ]
1944年京都市生まれ。京都市立日吉ヶ丘高校美術工芸課程図案科卒業。伊藤忠商事(株)繊維意匠課にアシスタント・デザイナーとして勤務。その後鮫島テキスタイル・デザイン・スタジオへ入塾、1968年フィンランドへ渡る。MARIMEKKO社、ニューヨークのJACK LENOR LARSEN社、ワコールインテリアファブリックを経て1996年以降は陶器、絵、布、絵本など幅広い表現の中で作品を生み出す。SOU‐SOUのテキスタイルデザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
67
フィンランドのマリメッコ社をはじめニューヨーク、日本で活躍するテキスタイルデザイナー脇坂克二氏のデザインを紹介した本。京都のSOU/SOU社を設立し日本の四季や伝統をポップにアレンジした明るい柄のデザインが目を引く。パラパラと開いてながめているだけでも楽しい気分になれる本だ。2016/12/01
アマニョッキ
57
SOU.SOUもmarimekkoも大好きで、この表紙の柄の一筆箋も愛用しています。この柄で長嶋有さんにお渡しするお手紙も書いた思い出の柄です。自分の持ち物は大切に使いたいし、大切なひとへの贈り物にも使いたくなる理由が詰まっている一冊。もう見ているだけで癒されます。枕元に置いて毎日眺めたい。2019/08/27
はるき
22
美しい物に触れることができました。日本の日本らしさが好きですが、海外に出て自分の中に栄養を与える姿に憧れます。影響される、自分を更新する、挑戦を続ける。頭が下がります。2020/02/22
昼と夜
13
か、可愛いぜsousouのデザイン。絶対自分には合わないってわかってるのに欲しくなる。氷梅とか寒椿とか、都をどりとか祇園祭が好みドンピシャ。丸に小菊とかで小紋とか可愛いだろうなー。てか亀屋良長コラボの和菓子も可愛い。たまにサイトで眺めてるだけだったけど、これは実店舗にいってしまいそうな可愛さだぞ。2017/08/07
なつ
12
マリメッコ創始者のアルミ・ラティア氏の言葉『世の中にはすばらしいとか面白いとか価値のある仕事等は存在しない。あるのは真面目に喜びをもって自信をもって個性的に行う仕事のみ』 著者の脇坂克二氏の言葉『僕は、デザインのインスピレーションを得るために、ここではないどこか遠くの場所へ行くということは滅多にない。旅行も、どちらかといえば苦手である。何かを生み出すために非日常を求めることは、自分自身とは相反している』←これはわたしに当てはまり、これは夫に当てはまる→『その土地に住めば、その土地のデザインが生まれる』2019/05/22