内容説明
集客力があるように見える“街”でも、方向を見定めないと、すぐに衰退してしまう。駅前の再開発が進み、来訪者、居住者が増えた秋葉原であっても、それは例外ではない。「ビル栄え、街いっそう栄える」ための街づくりの勘所とは何か。秋葉原クロスフィールド「産学連携機能」プロデューサーである著者が、「秋葉原再開発」「産学連携と街づくり」を語る。
目次
第1章 変貌をとげる「アキバ」(変化し続ける街、発信し続ける街;秋葉原再開発への取り組み)
第2章 秋葉原とアキバ―テクノとオタクの街の特徴(秋葉原の特徴を掴む―地域の特性を概念的に把握する;「アキバらしさ」の本質は何か)
第3章 秋葉原クロスフィールド構想(「二つの連携、三つの支援、二つの交流」―産学連携の基本コンセプト;産学連携の二つのテーマ;高層ビルにベンチャーインキュベーション施設?;フロア不足で涙をのんだ企画群;構想の実現に、さまざまな壁を乗り越える;産学連携機能の今後の展開)
第4章 アキバテクノタウン構想(テクノアキバをプロデュース;「テクノタウン構想」の第一の柱「インキュベーション」;テクノタウン構想の第二の柱「プロモーション」;テクノタウン構想の第三の柱「エデュケーション」;テクノタウンで「アキバ理科室」;「アキバ・ロボット文化祭2005」;秋葉原の新記録を樹立「アキバ・ロボット運動会2006」)
第5章 安心して楽しめる街づくりへ(観光客を安全に帰路へ―「アキバセーフティ&セキュリティタウン構想」;「万世橋」の再開発を構想する;「万世橋」構想の基本コンセプト;万世橋地区再開発を機に、具体化したアイデア;アキバでマーケティング研修;構想への賛同と批判と)
著者等紹介
妹尾堅一郎[セノオケンイチロウ]
1953年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、富士写真フィルム(当時)入社。英国国立ランカスター大学経営大学院博士課程修了。慶應義塾大学、東京大学などを経て、東京大学国際・産学共同研究センター客員教授、NPO産学連携推進機構理事長など。専門は、問題学・構想学、知財マネジメント、技術経営論、先端人材育成、産学連携/学術事業プロデュース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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