内容説明
本は、情報伝達のための重要なメディアです。それ自体から、特別な装置を使うことなく情報を取り出せるという点において、これに優るものはありません。しかし一方で、ある程度の人に読んでもらう本を作るためには、制作コストや流通といった問題を避けて通ることはできないという事実があります。本書は、コンピュータという新しいメディアになりうる可能性を秘めた装置の出現をふまえ、筆者のさまざまな経験を通して「本の未来」について考えさせてくれます。
目次
第1章 面白うてやがて悲しき本の世界
第2章 コンピューターで読む本がやってきた
第3章 電子ガリ版で自分の本を作る
第4章 インターネットが吹き込む電子本の命
終章 みにくいアヒルの子としてのDTP