内容説明
中国の「接近阻止・領域拒否」戦略と、迷走する米国の対中戦略。中国の台頭と米国覇権の相対的凋落に直面した日本の国防はいかに対処すべきか。
目次
第1部 東アジアの安全保障環境―日米同盟対中国のパワー関係を焦点に(人口動態がもたらす中国の凋落と過渡期の対処策;米国の相対的凋落と日米同盟の強化)
第2部 米国の対中防衛・軍事戦略(「エアシー・バトル」構想の限界と含意;錯綜するオバマ政権の対中戦略論)
第3部 南西諸島の地政学的重要性と基地問題(米海兵隊普天間基地問題;自衛隊による下地島空港の活用に備えよ)
第4部 日本の防衛・軍事戦略(「動的防衛力」構想の含意と課題;次期戦闘機の調達機種提案)
第5部 戦略策定を阻む国内イデオロギー闘争(「国家安全保障戦略」の評価と課題)
著者等紹介
松村昌廣[マツムラマサヒロ]
1963年、神戸市生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒。米オハイオ大学にて政治学修士号(MA)、米メリーランド大学にて政治学博士号(Ph.D.)。現在、桃山学院大学法学部教授、国際安全保障学会理事、一般財団法人平和・安全保障研究所研究委員、防衛省行政事業レビュー推進チーム外部有識者会議委員、一般社団法人・国際平和戦略研究所理事。この間、ハーバード大学オーリン戦略研究所ポストドクトラル・フェロー、米国防大学国家戦略研究所客員フェロー、ブルッキングス研究所北東アジア政策研究センター客員フェロー、ヘリテージ財団客員研究者、ケイトー研究所客員フェローなどを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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