目次
ヨーロッパ統合の政治と現状
戦間期におけるヨーロッパ統合構想―カレルギー、ブリアン、スピネッリ
ヨーロッパ統合への礎―欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)
冷戦の激化とドイツ再軍備―アデナウアー首相と欧州防衛共同体(EDC)
ヨーロッパ統合の幕開け―欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(EAEC)
「祖国からなるヨーロッパ」か「連邦的ヨーロッパ」か―ドゴールの抵抗
単一市場・単一通貨実現への道程―「ミスター・ヨーロッパ」ドロールの挑戦
ヨーロッパ統合の拡大―ソ連崩壊の前と後
EU誕生への期待と対立―「鉄の女」サッチャーの孤独な抵抗
欧州憲法条約をめぐる思惑と挫折―ジスカール・デスタンの得意と失意
連邦主義の強化とナショナリズムの抵抗―アイルランド、チェコ、ドイツ
ヨーロッパ統合の将来と課題
議院内閣制に接近するEU―ユンケル、メルケル、キャメロンと欧州委員長選出過程
著者等紹介
児玉昌己[コダママサミ]
久留米大学法学部教授。法学博士(九州大学)。1952年佐世保市生まれ。同志社大学大学院法学研究科修士課程修了。欧州大学院大学(College of Europe/ベルギー)行政学研究科修了。同志社大学大学院博士後期課程満期退学。長崎純心大学人文学部を経て、現職。欧州大学院大学客員教授、NHKカルチャーラジオ講座講師など務める。専門は国際統合論、ヨーロッパ地域研究、政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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