内容説明
大正デモクラシーの時代に生きた猶存社同人は国家改造やアジア解放の理想に燃え日本に迫りつつある危機に立ち向かおうとした。長年にわたる近代日本史研究の結晶。
目次
第1章 北一輝の思想とその変遷
第2章 大川周明のアジア解放の夢
第3章 満川亀太郎のアジア主義と日本改造
第4章 鹿子木員信の皇国アジア―その思想的特徴を中心に
第5章 平沼騏一郎の政治思想と国本社―皇室観を中心として
第6章 汎スラブ主義とアジア主義の比較研究
著者等紹介
スピルマン,クリストファー・W.A.[スピルマン,クリストファーW.A.] [Szpilman,Christopher W.A.]
1951年生まれ。ポーランド出身。九州産業大学国際文化学部教授。英国ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)日本学科卒。米国エール大学大学院歴史学研究科博士課程修了、博士(Ph.D.日本史)。米国オールド・ドミニオン大学講師、東京大学文学部客員研究員、拓殖大学日本文化研究所客員教授、米国ハーバード大学E・O・ライシャワー日本研究所客員研究員などを経て現職。専門分野は近代日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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