韓国現代政治を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784755612176
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C0031

内容説明

韓国現代政治は、解放、分断、戦争、学生革命、軍事クーデター、軍部独裁、民主化運動というダイナミックな政治変動を経験した。民主化以降も「デジタル・デモクラー」や「ロウソク集会」などに現れる「韓流デモクラシー」のゆくえが世界的に注目されている。しかし、南北分断という不安定要因に加え、世界への対応に追われる韓国の選択肢は限定的である。朝鮮半島を取り巻く国際情勢および国内における葛藤と対立の下、さらなる変革が李明博政権下においても求められている。激しい闘争と抵抗の歴史から、民主主義の現状と将来を見通す。

目次

第1章 韓国現代政治の歴史的概観
第2章 韓国の政治制度と司法制度
第3章 韓国の民主化と市民運動
第4章 韓国の市民社会の変化とe‐ポリティクス
第5章 韓国政治文化とナショナリズム
第6章 韓国の外交と南北関係

著者等紹介

孔義植[コンウィシク]
1953年韓国生まれ。日本大学大学院政治学研究科博士課程満期退学(法学博士:九州大学)。現在、日本大学法学部准教授。専攻分野は日韓関係論、東アジア政治論

鄭俊坤[チョンジュンコン]
1957年韓国生まれ。明治大学大学院政治経済学研究科博士課程修了(政治学博士)。現在、明治大学・日本大学・大東文化大学講師。専攻分野は比較政治学、東アジア政治論、日韓関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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人民の指導者

1
一番読みやすく、よく纏まっている韓国政治入門本だと思う。最新のモデル等を詰め込んだが故に個性が出過ぎたものも多いので… 盧武鉉・李明博時代をどう見るかという点で結構勉強になった。2011/05/31

Tetsuya Noguchi

0
韓国政治史の基礎的な事項を学ぶにはそこそこいい本。しかし、学者が執筆したわりには、若干主観がまざった文章が気になる。歴史に善悪の二元論的な事を求めてもしょうがないのだが、、、 著者は、1987年の「民主化宣言」を現代韓国史の中で、その歴史的意義を非常に高く評価している。同宣言以前の軍事権威主義的時代と、以後の民主化の進展した時代の明確な区別は面白い。しかし、同宣言が出されて、既に30年が経過しているのに、今、足元で韓国で起きていることをみると、まだまだ課題が多い国だと、あらためて思う次第。2016/11/21

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