内容説明
「アメリカの世紀」の原点とは、どのようなものであったのだろうか。20世紀前半のアメリカ外交を歴史的に位置づけることを目指した本書は、外交の現場を最前線で支えていた国務省官僚の言動を通じて、西半球政策、経済外交、国際組織、イデオロギーの視点から、ウィルソン大統領以降のアメリカ外交の継続性を明らかにする。
目次
序章 両大戦間期のアメリカ外交
第2章 アメリカ外交と西半球政策の関係―サムナー・ウェルズ
第3章 「善隣外交」の理念と実践―ローレンス・デューガン
第4章 アメリカの経済外交の展開―ハーバート・ファイス
第5章 アメリカの互恵通商政策―フランシス・B.セイヤー
第6章 アメリカの職業外交官の軌跡―ヒュー・R.ウィルソン
第7章 両大戦間期の米ソ関係―ウィリアム・C.ブリット
終章 ウィルソン大統領、両大戦間期、そして、冷戦
著者等紹介
山澄亨[ヤマズミトオル]
1963年生まれ。1994年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(西洋史学専攻)。現在、椙山女学園大学現代マネジメント学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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