内容説明
社会主義とは何であったのか。東欧革命とソヴィエト連邦解体によってロシア革命が切り拓いた「国家社会主義」体制は終焉の時を迎えた。
目次
第1章 マルクス主義・民主主義・政治戦略(マルクス主義における民主主義と政治理論;政治戦略の類型 ほか)
第2章 ヘゲモニー論の理論構成―経済・市民社会・国家の連関をめぐって(マルクスと「ヘゲモニー」概念;レーニンによる「ヘゲモニー」概念の定式化 ほか)
第3章 レーニン主義から西欧共産主義へ―叛乱型モデルを超えて(西欧共産党の形成と転換;ブルジョア民主主義への適応過程 ほか)
第4章 後期資本主義における合理化と革命戦略(合理化と国家介入主義;危機と社会主義戦略 ほか)
著者等紹介
佐治孝夫[サジタカオ]
1951年愛知県生まれ。慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。現在椙山女学園大学教員。専攻は比較政治学
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