内容説明
沖縄戦における最も悲惨な死者たちの記憶。しかし、死者たちには声がない。見えない声を聞き、埋もれた土地の記憶を甦らせる。この営為が新鮮な手法を生んだ「風の声・土地の記憶」。土着の習俗に魂の声を託した「マブイワカシ綺譚」。多様な沖縄戦、多様な沖縄を描く方法が、新たな沖縄を浮かび上がらせる。
著者等紹介
大城貞俊[オオシロサダトシ]
1949年沖縄県大宜味村に生まれる。元琉球大学教育学部教授。詩人、作家。県立高校や県立教育センター、県立学校教育課、昭和薬科大学附属中高等学校勤務を経て2009年琉球大学教育学部に採用。2014年琉球大学教育学部教授で定年退職。主な受賞歴:沖縄タイムス芸術選賞文学部門(評論)奨励賞、具志川市文学賞、沖縄市戯曲大賞、九州芸術祭文学賞佳作、文の京文芸賞最優秀賞、山之口貘賞、沖縄タイムス芸術選賞文学部門(小説)大賞、やまなし文学賞佳作、さきがけ文学賞最高賞などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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