内容説明
摂食障害と薬物・アルコール依存は家族と社会の葛藤をどのように写しているのか。恩師と仰いだ二人の哲学者、精神科医の語りを反芻しながら臨床風景を語る。
目次
第1章 精神科医になるまで
第2章 家族と秘密
第3章 自傷と自死に向かう人
第4章 長期入院の人々との出会い
第5章 父の肖像
第6章 精神科の習慣
第7章 アルコール医療の教え
第8章 なだいなだの教え
第9章 薬物依存症者への愛
第10章 摂食障害と家族の風景
第11章 思春期の受診・援助職
第12章 正解を求める強迫―摂食障害で看護との対話を考える
第13章 鶴見俊輔の教え
著者等紹介
大河原昌夫[オオカワラマサオ]
精神科医・財団法人住吉病院(甲府市)副院長。1947年東京生まれ。共同通信社の記者として東京本社文化部・北海道釧路支局に勤務。32歳で退職。1986年東京医科歯科大学医学部卒業。ゆきぐに大和病院(新潟県南魚沼市)、四倉病院(福島県いわき市)、高月病院(東京都八王子市)、長谷川病院(東京都三鷹市)勤務を経て、1997年4月より現職。アルコール依存症・摂食障害の家族の会に長年係わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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