内容説明
大杉栄・辻潤・正宗白鳥を「脱・自分」というキーワードで読み解き、現代社会の「消えたい」願望へもつながる、自分からの脱出や自己破壊の欲望を考察した斬新な論考。
目次
1 アプローチの方法
2 大正期と文学者
3 大杉栄の「脱・自分」
4 辻潤の「脱・自分」
5 正宗白鳥の「脱・自分」
6 結論と展望
著者等紹介
鍵本優[カギモトユウ]
1976年生まれ。大阪府出身。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。専門分野は社会学、メディア論、自我・自己・アイデンティティ論。現在、京都産業大学現代社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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