目次
はじまりは闇の女の登場から
1部 パンパンをめぐって(GIとつきあうおんなたちへのまなざし;調査報告書にみるおんなたちとリアルなおんなたち)
2部 GIをめぐって(1人のGIとコンタクトするおんなたち―下宿というコンタクト・ゾーン;不特定のGIとコンタクトするおんなたち―さまざまなコンタクト・ゾーン;不特定のGIとコンタクトするおんなたち―さまざまなコンタクト・ゾーン;面接現場というコンタクト・ゾーン―調査員とのコンタクト)
3部 性暴力としてのキャッチ(おんなたちを待ち伏せするキャッチ;おんなたちの住まいに踏み込むキャッチ)
4部 合法的な性暴力―おんなたちの身体を管理する法(一部のおんなたちに適用された法;すべてのおんなたちに適用された法;2本立ての強制的性病検診)
著者等紹介
茶園敏美[チャゾノトシミ]
京都大学学際融合教育研究推進センターアジア研究教育ユニット(KUASU)研究員。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。大阪大学博士(文学)。ジェンダー史、他者表象、パンパン。占領期の性病検診(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
塩崎ツトム
4
戦後のパンパン(街娼・特に進駐軍相手の娼婦のこと)が、性病検査として衆人環視の上に病院まで強制連行されることの隠語が「キャッチ」。60年しか経っていないが、もはや忘れられてしまった人権侵害を再発掘する。街で体を売ることになった女性の経歴は様々だけど、彼女の証言を採った民生委員たちがその記録の最後に彼女たち「ことば」を破壊するようにその知能の低さを強調するような文言を差しこむのをみて、ため息が出る。相手を知性を軽んじることの暴力性について、もっとズームアップした方がいい。2014/12/10
いきつぎ
0
近年は占領軍向け特殊慰安所とセットで語られることが多いが、RRRが勧誘、接待の強制性を性暴力と指摘される一方で、パンパンの女性たちは、性売買に自分の意思が介在している。当事者も周囲も語りにくい。一方的に被害者とみなすことも、自己責任だと突き放すのも違う。 どこまでが彼女たちの意思でどこからが性暴力なのか、またパンパンという言葉でくくるにはあまりに乱暴とも言える、そこ彼女たちの生き方の多様さ、それでもこの言葉に誇りを持つ人もいるであろうこと…。丁寧な読解で、初めて彼女たちの輪郭が見えたような手触りがあった。2026/01/13
りっちゃん
0
うーん、フェミニズム…2017/11/06




