内容説明
監視し合い停止させられていた思考を取り戻すため、さぁ過剰になったものを縮小しよう。脱成長の社会へ。
目次
第1部 社会の矛盾を問うまなざし(原発を許した戦後社会―能力は『配分』できないという希望;『ザ・コーヴ』上映反対運動と『語る主体』のカテゴリー化;『力のある移民』論への懐疑―移動の時代における存在の多様性と互酬性 ほか)
第2部 学校/教育がつくる主体の変容(『国語教育』と主体の構築;学校で身体はどのように教育されているか―『ビシッとさせる権力』と『活かす権力』;特殊性論と脱特殊性論に挟撃される教員―対抗的領野を考究する ほか)
第3部 地域/福祉の抑圧をゆるめる(学校依存から拓かれる;子育て家庭を『孤立』に向かわせているもの―『家庭の教育力の低下』言説をめぐって;障害者運動/福祉改革の歴史と現状―生活を管理する/されることと生き方の自由をめぐって ほか)
著者等紹介
桜井智恵子[サクライチエコ]
大阪大谷大学教授
広瀬義徳[ヒロセヨシノリ]
関西大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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