内容説明
重罰化の進む刑事法の変貌に批判的刑法学はどのように対峙するか。
目次
第1章 変貌する刑事法世界(現代市民社会と監視権力;現代「市民法」論の射程)
第2章 拷問を根絶するために(人権委員会拷問問題報告書;代用監獄批判の理論と実践 ほか)
第3章 刑事施設における人権(刑事施設改革の行方;“資本主義刑罰”―民営化と人権 ほか)
第4章 死刑廃止を求めて(一九九〇年代の状況;国際法に関する新学説 ほか)
第5章 刑事法の近代と現代(近代刑法史研究の課題;近代刑事法の一断面―クライトマイアの刑事立法 ほか)
著者等紹介
前田朗[マエダアキラ]
1955年札幌生まれ。中央大学法学部、同大学院法学研究科を経て、東京造形大学教授(専攻:刑事人権論、戦争犯罪論)。日本民主法律家協会理事、在日朝鮮人・人権セミナー事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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