内容説明
幼児殺しの汚名を着て8年の刑期を終え出所した男は雪冤に向け再審を申し立てた。当時の恋人が自白しているにもかかわらず、なぜ彼は犯人に仕立てられたのか。毎日放送「出所した男」の単行本化。
目次
一四七人の自白調査
第1部 幼児殺人事件の真相(私は殺っていない;事件;裁判;自白の理由;死亡推定時刻;隠されていた録音テープ;獄中からの手紙;再審への長い道1;真相;再審への長い道2)
資料 A子さんの第二の自白テープ
第2部 冤罪の構図(捏造する検察官;逃げる裁判官)
著者等紹介
里見繁[サトミシゲル]
1951年生まれ。東京都立大学法学部卒業。テレビ報道記者を経て、30歳からはテレビドキュメンタリー一筋。主な作品は、映像90「ガンを生きる」(95年民間放送連盟賞教養番組部門・最優秀賞)、映像01「出所した男」(02年芸術祭テレビドキュメンタリー部門・優秀賞、民間放送連盟賞報道番組部門・最優秀賞)。他に、日本ジャーナリスト会議賞、地方の時代賞、ギャラクシー賞など。また、冒険家・植村直巳の南極探検への同行取材や、「よみがえるマヤ」「巡礼・世界の聖地」など海外取材番組も多い。現在、大阪毎日放送・報道局勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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