内容説明
イタリアにおける子宮摘出手術の実態を、フェミニスト、医師、法律家、体験者が鋭く告発。日本の医療の問題点も、解説・註で明らかにする。
目次
第1章 子宮摘出―医学に対する女性の視点。歴史の影響、そして法と倫理の問題
第2章 医師―患者関係の変化
第3章 子宮摘出の動向と現状
第4章 医師‐患者関係の危機と同意―子宮摘出をめぐる医師の責任
第5章 子宮摘出に代わる手術および薬物治療
第6章 証言
著者等紹介
ダラ・コスタ,マリアローザ[ダラコスタ,マリアローザ][Dalla Costa,Mariarosa]
パドヴァ大学政治学部で政治社会学を講義。同大学の人権擁護制度技術専攻科で女性学の講義も担当する。1970年代より、現代資本主義における女性の状況分析に論理的・実践的に取り組む。最近は、土地と肉体の政治的収奪に対する人間の再生産の問題をとりあげている
勝田由美[カツタユミ]
1963年東京生まれ、工学院大学教員
金丸美南子[カナマルミナコ]
東京生まれ。現在、イタリア映画の字幕作成をはじめ、数々の英語・伊語の翻訳を手がける
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