内容説明
ハーディ不朽の名作『帰郷』を21世紀視点から読み直す10の試み。研究者のみならず、大学生、大学院生が小説の読み方・論じ方の現状を知る上で最適の論文集。
目次
第1章 荒野を歩くもう一人の女、ヨーブライト夫人―『帰郷』における怒りのメタファ
第2章 『帰郷』におけるヴェンの役割
第3章 エグドン・ヒースはわたしの王国―クリムが示す悲劇性
第4章 『帰郷』に垣間見る性の多様性―ユーステイシアとクリスチャンの場合
第5章 『帰郷』におけるユーステイシア・ヴァイの怒りについて
第6章 ユーステイシアと三人の男性
第7章 『帰郷』における村人の発言について―ゴシップを中心に
第8章 手紙から読むエグドン・ヒースの世界
第9章 悲劇、パストラルと一九世紀視覚文化―『帰郷』における大きなものと小さなもの
第10章 ユーステイシアとボヴァリー夫人
著者等紹介
渡千鶴子[ワタリチズコ]
元関西外国語大学教授
北脇徳子[キタワキトクコ]
京都精華大学名誉教授
木梨由利[キナシユリ]
金沢学院大学名誉教授
筒井香代子[ツツイカヨコ]
大阪公立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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