目次
序 戦争と…
第1部 戦争、社会、個人(内乱というモーメント―『ウェイヴァリー』とブリテンの読者共同体;南北戦争後の「酒」と「金」―「禁酒作家」ルイザ・メイ・オルコットの場合;アスレティシズムへの抗議―イーヴリン・ウォーとアレク・ウォーのパブリック・スクール表象)
第2部 戦争の歴史化(「正史」と「記憶」―独立後のアイルランドとW.B.イェイツ;ユダヤ人、ホロコースト、そしてアイリス・マードック―ポスト・ヒットラーの世界における癒しの可能性;世界の中心で歴史を抱きとめる―ロバート・ペン・ウォレンと冷戦)
第3部 偏在する遠い戦争(再メディア化された戦争―女性たちが描いたクリミア戦争;サモア人になる―R.L.スティーヴンソンとサモア;イギリスの原爆小説―カズオ・イシグロとカミラ・シャムジー)
第4部 日常に潜入する戦争(教育、自然、戦争―『さびしさの泉』と『帰郷』;二度の大戦とブラックアウト―ヴァージニア・ウルフの『幕間』;空襲下の嘘と隠蔽―ボウエンの『日ざかり』と言語の混乱;アメリカ侵攻の悪夢―戦争映画としてのヒッチコック『鳥』)
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