目次
第1部 アメリカ南部をめぐって(窒息させる「時間」―バートルビーとジョー・クリスマスを繋ぐ;語りの匠・巧みな語り―フォークナー『アブサロム、アブサロム!』;南北戦争からヴェトナム戦争へ―フォークナーとオブライエンにおけるカタルシスなき敗北の系譜;見えるものから見えざるものへ―フラナリー・オコナーの世界;『サフィーラと奴隷娘』論―死、語り、支配 ほか)
第2部 神・聖書・人としての生き方をめぐって(「魔の群島、エンカンタダス」の寡婦を取り巻く「闇の力」;沈黙の金言―ハーマン・メルヴィルの「書記バートルビー」を中心に;『クラレル』の普遍性;天国への階段―マーク・トウェイン晩年の動物観・宗教観・宇宙観;聖女ジャンヌ・ダルクに託されたトウェインの宗教観 ほか)