内容説明
失われた詩を求めて。「現代詩」の発見―戦後詩の誕生から達成までを綿密に辿る、気鋭の詩人による本格的詩人論集。
目次
伊東静雄―戦後と成熟
鮎川信夫―航行するニヒリズム
黒田三郎―戦後と還流するもの
田村隆一―失われた優雅さを求めて
石原吉郎―北の“海”の交響曲
北村太郎―パスカルからルイス・キャロルへ
加島祥造―「晩晴館」と伊那谷の詩人
三好豊一郎―生活者への放下
疋田寛吉―「荒地」のもうひとつのポエジー
清岡卓行―戦後の二度の出発
大岡信―コーラスとしての詩的出発
現代詩のはじまり―伊東静雄と戦後詩人たち



